ダイエットといえば食事制限と運動が定番ですが、空腹に耐えられずに断念したり、慣れない運動を続けることができないなど、挫折してしまうことも多いものです。
ダイエットを成功させるためには、続けることが何より必要。
そのためには続けられる方法を選ぶのが一番です。
そういった意味でおすすめなのが玄米ダイエットです。
玄米には、脂肪の代謝を助けるビタミンB2や、体内の老廃物の排出を促す食物繊維が豊富に含まれており、ダイエットにはうってつけの食品です。
食物繊維は胃にとどまっている時間も長いため、あまり空腹感を感じないで済むのもうれしいところです。さらに基礎代謝をアップさせる効果もあり、特に運動しなくてもダイエット効果を得ることができます。
玄米ダイエットを成功させるには5つのポイントがあります。
①置き換えダイエット的に玄米を食べよう!
1つめは、主食を玄米と置き換える、ということです。
普段主食として食べている白米やパンはカロリーが高く、さらに糖質が多いため血糖値を急上昇させ、肥満の原因ともなっています。
玄米にも糖質は含まれますが、消化吸収がゆっくりなため、血糖値の上昇はゆるやかで太りにくい食品と言えます。
②五分づきの玄米から始めよう!
2つめは、玄米ダイエットの始め方です。
玄米は白米と違って非常に噛みごたえがあり、それが長所でもあるのですが、初めて食べるときには抵抗を感じてしまうこともあり、失敗の原因ともなります。
そこで、最初のうちは白米とブレンドしたり、あるいは五分づきの玄米を食べるところから始めてみるとよいでしょう。
あるいは1日1食だけ玄米を食べるようにします。
慣れてきたら徐々に玄米オンリーに近づけていきましょう。
③寝かせ玄米がオススメ!
3つめは玄米の選び方です。
玄米の食感が苦手、という人におすすめなのが、もちもちした食感で人気の「寝かせ玄米」です。
これは玄米を炊いてから4日間熟成させたもので、甘く香ばしい味わいも魅力となっています。
小豆と一緒に炊き、毎日少しずつ混ぜながら4日間待つことでできますが、市販のものなら簡単で失敗もありません。
また、玄米を少し発芽させた「発芽玄米」は栄養価が高く、香ばしさもあって人気となっています。
これも自分でも作れますが、簡単に炊ける市販品を利用してもよいでしょう。
玄米ダイエットに失敗する理由の多くが食べにくい、おいしくなくて続けられない、ということなので、こうしたちょっとした工夫がダイエットの継続に役立ちます。
④よく噛む
4つめは、よく噛んで食べる、ということです。
そもそも玄米は非常に歯ごたえがあるので、どうしてもよく噛むようになってしまいますが、一口で30~50回噛むことを意識するとより効果的です。
噛むことで満腹中枢が刺激されて、少量でも満足感を得ることができますし、よく噛めば消化・吸収がよくなり、腸内環境の改善や便秘の解消にもつながります。
慣れないうちはちょっと面倒かもしれませんが、まずは一口30回から始め、徐々に50回以上を目指していくようにしましょう。
⑤あなたならではの食べ方を見つけよう!
5つめは、おいしい食べ方を見つける、ということです。
いくらダイエットに効果があると言ってもおいしくなければ続きませんし、食事が楽しくないというのはストレスにもなり、失敗の原因となります。
玄米はそのままでも噛めば噛むほど甘みが出て美味しく、和風のおかずがとても合うで、全体として食事のメニューが和食に傾くのもダイエットには効果的です。
しかしいつも和食では飽きてしまうので、たまにはチャーハンやドリアなどにしてみるのもよいでしょう。
チャーハンはご飯をパラパラにするのが難しいものですが、玄米なら白米より上手にできます。
ドリアにする際は野菜をたっぷり使い、ホワイトソースには低脂肪乳を使えば、低カロリーでヘルシーなダイエットメニューに仕上がります。