古塩というのは過去に食べてきた動物性たんぱく質や塩分のことで、これがむくみの原因になってしまうことがあります。
古塩が原因になるむくみという症状は、あらゆる体の不調をもたらします。
塩を過剰に摂取すると血圧が上がり、血液を押し出すポンプの役割をする心臓に負担がかかります。
それによって血管の壁が剥がれ落ち、これが血栓となって血流を妨げてしまうこともあります。
さらに強いのはこの血栓が脳や心臓にとぶ現象で、これは脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
心筋梗塞ほど酷くなくても、狭心症など一過性の心臓に痛みを伴う病気にもかかりやすくなります。
古塩が原因で起きる病気には重篤なものも多いですが、もし普段からむくみを感じているのならばそれらの健康被害の可能性も高くなるのでむくみ解消の方法を探すことが重要です。
むくみ解消に役立つ栄養素として重要だと言われているのは、カリウムです。
カリウムは体内に溜まった過剰な水分を排出させる作用があります。
塩化ナトリウム(NaCl)=塩のナトリウムには水分を溜め込んで体内に蓄積させてしまう作用がありますが、それと逆の働きをしてくれるのがカリウム(K)です。
カリウムを摂取することで、細胞内のイオンのバランスを調整して浸透圧が一定になります。
腎臓の働きを活発にさせて、老廃物の排出(デトックス)を促す効果もあります。
また、一定量以上摂取すれば腎臓がナトリウムを排出してくれるようになります。
古塩が原因でむくみに悩まされている人も、むくみ解消が期待できます。
水分が体内に溜まっている状態だとその水によって体が冷え、冷え性になりやすくなります。
なので、体内の水を出してあげることで冷え解消がなされ、内臓の機能が活発になることもあります。
内臓の機能が活発になることで、相乗的に腎臓などの働きが改善され、さらに利尿効果が高まります。
また、デトックス効果が期待できることで、老廃物が排出されて肌荒れ解消などの効果が出ることもあります。
デトックスを意識して冷え解消をすることで、肌荒れの解消にも良い効果が出てきます。
冷え解消されると、体が温まって肌が柔らかくなったり、肌ツヤが良くなることもあります。
肌荒れ解消の効果が大きい効果的な飲み物として、ココナッツウォーターが最適です。
水分補給にも向いていますし、カリウムの含有量も450~680mg/325mlと高めです。
1日に生活習慣予防として推薦されているカリウムの摂取量は成人で3000mg以上ですから、ココナッツウォーターだけでもだいぶカリウムを摂取できます。
特に高血圧気味の人はしっかりと補給しておきたい栄養素です。
ナトリウムは確かに生命維持には不可欠な成分です。
もともと生物は海で生きていたため、最も身近になるナトリウムを取り込むことで生命維持をすることを基本にしていました。
しかし、現代では食生活の乱れから塩分摂取が多くなり、腎臓に負担がかかったり、水分を溜め込みすぎてむくみの症状に悩まされる人も増えています。
効率的に摂取して、健康へのリスクを減らしていくことが大切です。
カリウムを食事の中から摂取するのであれば、果物や野菜から摂取するのが効果的です。
含有量が多いものをあげていくと、野菜ではほうれん草・あしたば・にら・小松菜・春菊・空豆・れんこん・長芋・じゃがいもなどの野菜があります。
果物では、アボカド・バナナ・キウイフルーツ・まくわうり・プルーン・さくらんぼ・あんず・いよかんなどが含有量が多めです。
野菜や果物には肌荒れ解消効果も期待できますから、減塩したい時にはなるべく多く食卓に載せて食べるように心がけてみると良いでしょう。