近年、アメリカのセレブに人気なのが、クラブとヨガが合体したウィルコーメン・ディープハウス・ヨガです。
ウィルコーメン・ディープハウス・ヨガの特徴は、スタイルとしては楽しく夜遊びできるクラブの雰囲気であるものの、お酒の代わりにスムージーが出たり、ダンスの代わりにヨガをするなど、健全なシステムになっているところです。
ダンスの代わりにヨガというと、ゆったりと体を動かすストレッチ系のエクササイズのように思えますが、ウィルコーメン・ディープハウス・ヨガで行われているのはDJがプレイするノリの良い音楽に合わせて、セクシーにヨガができる新しい雰囲気です。
室内は真っ暗になっており、前方の壁全体にはビデオインスタレーションがあり、天井にはミラーボールが回っています。
場所はまさに夜遊び向けのクラブの雰囲気ですが、出されるのはお酒の代わりにスムージーで、ヘルシーでおいしく、腹持ちもよいので美容にもダイエットにもお勧めです。
ライティングは音楽に合わせて様々な色に変化して、セクシーにヨガをする環境を演出しています。
このクラスはスタートしたばかりですが、ヨガの地味なイメージを払しょくし、ダンスの代わりにヨガができて、夜遊びの雰囲気を楽しみながらのダイエットが可能なこと、地味な印象を与えがちなエクササイズではなく、セクシーにヨガをすることでストレスなく、むしろ継続するモチベーションが維持できることなどが人気となり、定員50人の会場は毎回満員になっています。
インストラクターはヨガの実績豊富なメンバーがそろっており、講師によって指導するヨガの種類も様々なものがあるため、毎回飽きずに健全な夜遊びをすることができます。
音楽にもこだわりがあり、ミュージシャンがゲストで参加したり、DJも新しい試みに積極的にチャレンジするなど、ヨガらしくないところが逆に高評価です。
七色に変化するライティングや効果音、ビジュアルなどと相まって、時間があっという間に過ぎるほどヨガに熱中することができます。
普段からヨガを楽しんでいる人だけでなく、目新しい楽しみに興味のある人や若い年代の人、ヨガの経験がまったくない人、幅広い年代の人に楽しむことができるような工夫がされており、レッスンも決して上級者向けのものではありません。
お酒の代わりにスムージーで一息ついた後、帰宅するとぐっすり心地よく眠れることができます。
ヨガマットのレンタルも参加費に含まれていますので、着替えだけ用意すればすぐに参加できるのも便利です。
ただ、もともとナイトクラブであるため、ヨガ教室のような更衣室やパウダールームなどがなく、お手洗いでメイクや着替えをしなければなりませんので、そこは注意しましょう。
フロアは裸足でも移動ができるほどきれいな状態になっており、気持ちよくヨガが楽しめる環境になっています。
新しいものが好きなニューヨーカーに人気があるのかと思いきや、実際に体験してみてナイトクラブ型のヨガにはまってしまった人も多数おり、リピーターが続出しています。
近年、ニューヨークでもヘルシーなものが注目を集めていることもあり、雰囲気を楽しみながら健康的にダイエットや美容のためのヨガができるこのクラスは、今後も要チェックです。
こちらは毎日開催されているわけではなく、定期的に曜日を決めて営業していますので、事前に日程の確認や予約を入れておいたほうがよいでしょう。
また、人数が多いため、着替えなどでお手洗いが混雑する可能性もありますので、当日は早目に出向いて準備をしておくことも重要です。アメリカで話題になっていることもあり、今後は日本でもこのようなクラブが登場するかもしれません。