体重を減らすためには摂取カロリーが消費カロリーより少なくなるようにすることが必要、というのはもはや常識です。
そこで摂取カロリーを減らそうと流行っているのがファスティングです。
1~3日間固形物を一切摂らず、酵素ドリンクやグリーンスムージーのみで過ごす、というのは案外きつく、失敗してしまう人が多いのもまた現実です。
そこで、もっと楽に摂取カロリーを減らすことができて、長く続けることが可能な方法はないか、ということで考え出されたのが「週二日ゆる断食ダイエット」です。
週二日ゆる断食ダイエットは、文字通り1週間のうち2日間だけ「ゆるく」断食する、というものです。
ゆるい断食、というのは完全な断食ではなく、1日の摂取カロリーを女性は500Kcal以内、男性は600Kcal以内に抑える、というもの。カロリーさえ守れば何を食べてもよいので、比較的失敗の少ない方法と言えます。
この週二日ゆる断食ダイエットを成功させるには5つのポイントがあります。
①断食する時の食事は?
1つめは、断食する日の食事のとり方です。
わずか500~600Kcalといえば通常は1食分にも満たない程度ですが、だからといって食事を1回にしてしまうと長い時間空腹に耐えなくてはならないので、2回に分けるのがおすすめです。
朝食と夕食、あるいは朝食を摂らなくても平気な人は昼食と夕食、という具合にします。それだけでも食べない時間がかなり長くなり、胃腸を十分に休ませることができます。
②何曜日がオススメ?
2つめは、週二日ゆる断食ダイエットを行う曜日の設定です。
ファスティングの場合は1~3日間まとめて行う必要がありましたが、週二日ゆる断食ダイエットの場合は連続する必要はありません。
むしろ月曜と水曜、などのように少し間隔を開けた方が楽なので長続きします。
もちろん会食などの予定が入った時はずらせばよいのです。
このように臨機応変な対応が可能なところも失敗が少ない理由の一つです。
まったく食べないというわけではないので、仕事のある日でも安心して行うことができます。
③食べるものはどうすればいい?
3つめは、食べる内容です。
良質なたんぱく質と適度な脂肪分を摂ることが推奨されています。
太るからといって脂肪を一切摂らないと、体の水分や体温のバランスを崩してしまいますし、肌の乾燥にもつながります。
オリーブオイルなどの良質な油を使用したり、ナッツや豚肉などを食べるのがおすすめです。
空腹感をなるべく感じないようにするためには、血糖値の急激な上昇を抑える低GI値の食品を摂るようにするとよいです。
④運動はどうする?必要?
4つめは、断食日に軽い運動をすることです。
食べないのに運動をするのはつらい、と思うかもしれませんが、空腹時に運動をすることで蓄積されていた脂肪がエネルギーとして使われ、効果的にダイエットすることができます。
道具がなくても誰でも簡単にできるジョギングやウォーキングで十分です。気分転換にもなるのでぜひやってみましょう。
⑤グリーンスムージーも平行してみよう!
5つめは、ダイエットをより効果的にすすめるために、ファスティングでも使われるグリーンスムージーを取り入れることです。
グリーンスムージーは、旬の果物と葉野菜数種類に水を加えてミキサーで混ぜたものですが、ビタミンやミネラル、食物繊維などダイエットに不可欠な成分に加え、酵素もたっぷり摂ることができます。
それにより代謝が上がるので、さらにダイエットを加速させることができるのです。グリーンスムージーを飲んで代謝が上がった状態で運動をすれば、効率よく脂肪を燃焼させることができます。
毎日食事制限を続けるのは大変なことですが、この方法なら週に2日だけで済むので、精神的にも楽で続けやすくなります。
それでも毎日カロリー制限するのと同じ効果が得られるのですから、無理せず健康的に痩せたいという人にはうってつけの方法と言えるでしょう。