先日テレビを見ていたら、「得する人損する人2時間SP」って番組がありまして、その中になかなか私としては見逃せない情報がありましたよ。
それを今日は補足しつつまとめていきますね。
テーマは、「いかに食欲を抑えるのか?」。
食欲と満腹中枢の関係
まず理解しておかなければいけないのは、食欲を抑える脳内物質はそもそもあるということですね。
食べ過ぎると分泌される物質、それがレプチンというものです。
しかーーーーっし、レプチンは体重が「減る」に従って、分泌されなくなる傾向があります。
満腹中枢をレプチンが刺激することにより食欲が消えていくわけですが、そのレプチンが少なくなることで、人は猛烈な食欲に襲われることになります。
これって通常はありえないことなんですが、これがダイエットと関係するとややこしいことになるわけです。
分かりますね??
食欲と満腹中枢の関係
ダイエットをする時に普通の人は「痩せなきゃ」と思って食事制限をしていくわけですね。
満腹中枢をうまく機能させるために
・よく噛んで、食べるように努力したり
・腹持ちの良いものを選んで食べるようになったり
しますね。
そう、私たちはある程度、食欲をコントロールし、ある程度、痩せる事はできるのです。
しかし、先ほど書きましたようにレプチンは体重が減るにつれて脳内から分泌されなくなるもの。
なぜ分泌されなくなるかというと、体からしてみれば、急激に食べる量が減り、自分の体の体重が落ちていったら「飢餓だ!」「食料不足だ!」と思いますよね?
人間はこれまで何万年も「餓え」と戦ってきて、少しでも食べるチャンスがあれば、体に溜め込もうとしてきたのです。
だって、そのタイミングで溜め込んでおかないと次、いつ食事にありつけるかリアルに分からない状況だったんです。
人間が飽食の時代になったのは、ここ30年くらいの話です。
人類の歴史は、何万年単位の話です。その長い「溜め込まないと死ぬかもしれない」という恐怖から、人間の体は脂肪を溜め込みやすくなっているんです。
人間は、“食いだめ”がふつーなんです。
食欲とダイエットとリバウンドの関係
脂肪を溜め込みやすい我々人間は、ダイエットで急激に脂肪が減ると、ヤバい!となりやすいわけです。
その時に脳内の動きとして、食欲を抑制するレプチンをほとんど分泌しなくなるわけです。
つまり、食欲MAXにしてしっかりと食べなさい!ということです。
これが、ダイエットのドカ食いの原因の一つになるわけです。
実際番組では、お笑い芸人の人が、ダイエットが上手くいったと思ったら猛烈な食欲に襲われて、ご飯をいきなりおひつのままで2号も一気に食べてしまい、あっという間にリバウンドした話が紹介されていました。
その姿は本当に動物そのもので、むさぼり食べている!という状態です。生き死にを懸けた時に、人間が必死に食べる姿でした。
食欲を抑える事ができれば…それがチラコイド
逆に言えば、ダイエットが上手くいっている終盤に「レプチンを分泌させる」ことができれば、ダイエットの反動であるドカ食いを発動させることなく、痩せたままの状態にすることができるということです。
今回番組で紹介されたのはそういう話でした。
そこで紹介されたのが、2014年3月スウェーデンで、発見された成分がレプチンの代わりに食欲を抑える成分「チラコイド」の存在です。
まだ研究の初期段階らしく、まだまだ製品化させるには至っていませんが、このチラコイドをサプリメントに配合する話が着々にまとまっているようです。
楽しみです。
食欲を抑えるチラコイドが含まれているのがほうれん草
実は、この食欲を抑えるチラコイド、どこから抽出されたかというと、ほうれん草だそうです。
まさか!って感じですよね。
ということは、ほうれん草ダイエットだ!ってことで、ダイエットの序盤ではなくて、中盤から食べはじめ、スムージーなどを駆使しつつ、そうカロリー量を抑えた状態で、ほうれん草を摂取すれば、可能かもしれませんね。
ただ、番組ないでは、「ほうれん草をそのまま食べても効果は実証されていません。」と注意書きがされていましたから盲目的になるのは、危険ですね。
ほうれん草に、可能性がある!(かもしれない…)